令和6年4月21日、松阪地区薬剤師会では、多気郡多気町波多瀬の中山薬草薬樹・元丈の館周辺で、一般市民向けの第52回薬用植物観察会を開催致しました。
薬用植物観察会は1974年から年1~2回、身近な植物が薬効を持つことを知って、自然への興味を深めてもらうこと、及び地域住民に対し薬草の正しい知識を普及啓発することを目的として開催しております。
同観察会では植物の自然地を訪れ、散策しながら薬剤師が講師となり植物の備わる効能や薬草の使い方などを解説します。
当日はあいにくの天候にもかかわらず、参加者39名の方々に参加していただき、波多瀬の元丈の里ゆめ工房から、大石不動院 ~ 中山薬草薬樹公園 ~ 元丈の館を歩きながら、自生するゼンマイ、カラスノエンドウ、ハラン、アジサイ、アマチャヅル、サンショウ、ツバキ、アオキ、タンポポ、ゲンノショウコ、マムシグサ、ドクダミなど薬効が認められる植物を発見するたびに足を止めて、薬効や特徴、香り、名前の由来などについて詳しく説明し、植物の不思議さを学んでもらって、楽しんでいただくことができました。