令和5年5月25日(木)多気町役場にて、多気町・明和町・大台町と松阪地区三師会(薬剤師会・医師会・歯科医師会)とによる「災害時における医療救護活動・歯科医療救護活動に関する協定書」の合同調印式が執り行われました。
近年は今まで予想もできなかった大規模な自然災害が頻発し、毎年のようにどこかで被害が発生しています。
多気町・明和町・大台町では、近い将来に発生が懸念される南海トラフを震源域とする巨大地震による大規模被害にも備えるなど、自然災害を想定し各地域の実情に応じた施策が講じられてきました。
そしてこの度3町と松阪三師会との間で、災害時の医療救護活動が迅速かつ円滑に実施できる体制の構築と、相互の連携を的確に行うための協定を結ぶこととなりました。
この「災害時における医療救護活動に関する協定」は、災害時の医療救護に関する情報の連絡体制や、災害時に救護所が設置された場合の医師、看護師、薬剤師、歯科医師等の配備態勢等について、多気町・明和町・大台町が策定する地域防災計画に基づき、災害医療活動を迅速かつ的確に行えるようにすることを目的としています。
松阪地区薬剤師会は3町の派遣要請に応じ、3町指定の救護所及び避難所において
(1)医薬品等の供給への協力
(2)医薬品等の調剤、服薬指導及び医薬品等に関する相談業務への協力
(3)医薬品等の仕分け・管理への協力
(4)その他救護活動に必要な業務
などの救護活動を行うこととなります。
なお、既に松阪市と松阪地区薬剤師会は「災害時における医療救護活動に関する協定」を締結しており、今回の協定締結により本会管内での行政と3師会における災害時の医療救護活動に備えた体制が更に万全なものへ強化されました。